
- いま、都市の中に点在する市民農園やコミュニティガーデンなどの“都市型農園”が、あらためて注目されています。
- 【 プログラム 】
- ★こんな方にオススメ!★
- 【ゲスト】
- 新保 奈穂美
東京大学空間情報科学研究センター 准教授 - ★ゲストスピーカーの著書紹介★
- 【モデレーター】
- 小松 正幸(こまつ まさゆき)
- 三島 由樹(みしま よしき)
- 石川由佳子(いしかわ ゆかこ)
- OUTLINE
いま、都市の中に点在する市民農園やコミュニティガーデンなどの“都市型農園”が、あらためて注目されています。
これらの農園は、地域の人々が交流し、つながる場としてコミュニティづくりにも貢献しています。さらに近年では、食料の安定確保や資源の循環、生物多様性の保全といった幅広い社会的な課題に応える場としても、その存在価値が見直されつつあります。
30回目となる今回のSOCIAL GREEN DESIGN LECTUREでは、東京大学空間情報科学研究センター・准教授の新保奈穂美さんをゲストにお迎えし、国内外での都市農園の事例やその意義、効果について、研究者の視点からご紹介いただきます。
また、開発がひと段落した暫定利用地や使われていないスペースなど、都市にひそむ未活用空間に“農”がどのように関わり、人々とともに新たなみどりの場を生み出していけるのか?国内における実践のヒントや可能性、今後の展開について深く探っていきます。
都市の中のみどりに関心のある方、まちづくりや農に関わる活動をされている方は、ぜひご参加いただきたいレクチャーです。
きっと、新たな視点とアイデアが見つかるはずです。
【 プログラム 】
〈日時〉2025年8月5日(火)17:00〜19:30
〈参加費〉オンライン視聴(無料) or 会場参加(有料)が選べます!
17:00-17:15 イントロ(15min.)
– ソーシャルグリーンデザインとは?
17:15-17:45 ゲスト紹介(30min.)
~休憩5分~
17:50-18:45 モデレーターとの ディスカッション(55min.)
18:45-19:15 Q&A(30min.)
19:15-19:30 クロージング(15min.)
– 今日のまとめ
※内容は変更になる場合がございます。
★こんな方にオススメ!★
・都市農園とビジネスの関係について興味がある方
・みどり分野に関心がある方
・造園、エクステリア(外構)、園芸業界に携わっている方
・現状のビジネスモデルからの変革を考えている事業者の方
・より公共的なみどりづくりに関心がある事業者の方
・プライベートな庭や家作りだけでなく、まちづくりや地域づくりに関心のある方
・「社会に役立つみどりづくり」に関心がある方
【ゲスト】

新保 奈穂美
東京大学空間情報科学研究センター 准教授
さいたま市出身。東京大学農学部環境資源科学課程緑地生物学専修を卒業後、東京大学大学院新領域創成科学研究科自然環境学専攻にて修士・博士号(環境学)を取得。筑波大学生命環境系助教・兵庫県立大学緑環境景観マネジメント研究科准教授等を経て、現職。緑地計画学を専門とし、主にコミュニティガーデンなど市民主導で空き地などにつくる都市型農園の役割や管理運営方法、都市計画への位置づけを国内外で研究。主な著書に「まちを変える都市型農園 コミュニティを育む空き地活用」(学芸出版社 刊)。
★ゲストスピーカーの著書紹介★
本レクチャーのゲストスピーカー、新保奈穂美さんの著書です!
ぜひこちらも併せてご覧ください!

『まちを変える都市型農園 コミュニティを育む空き地活用』
著者:新保 奈穂美
出版社:学芸出版社/刊行年:2022年
▽ご購入はこちらから!
『まちを変える都市型農園 コミュニティを育む空き地活用』新保奈穂美 著 | 学芸出版社
【モデレーター】

小松 正幸(こまつ まさゆき)
株式会社ユニマットリック 代表取締役社長
一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会 代表理事
NPO法人ガーデンを考える会 理事
NPO法人渋谷・青山景観整備機構理事
代表を務めるユニマットリックはエクステリア・造園CADシステム「RIKCAD」の開発や、エクステリア・ガーデンデザイナーを養成する専門校「E&Gアカデミー」の運営を行い、「エクステリア・造園・園芸業界の課題解決」と「豊かな生活空間の創出」を目指している。
https://www.rikcorp.jp/

三島 由樹(みしま よしき)
株式会社フォルク 代表取締役
一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会 理事
一般社団法人シモキタ園藝部 共同代表理事
ランドスケープデザイナー
慶應義塾大学環境情報学部卒業。ハーバード大学大学院GSD修了後、MVVA NYオフィス、東京大学都市工学専攻助教を経て、2015年4月に株式会社フォルクを設立。全国の様々な地域における文化と環境をベースにした場やコモンズのリサーチ・デザイン・運営に取り組む。季刊「庭NIWA」にて「庭と園藝-社会とコモンズのデザイン論-」を連載中。主なプロジェクトの受賞として、Good Design Award(下北線路街空き地, 2020)、緑の環境プラン大賞 国土交通大臣賞(芝のはらっぱ, 2020)、SD Review 入賞(石井の家, 2022)、都市公園等コンクール 日本公園緑地協会会長賞(シモキタのはら広場, 2023)、緑の都市賞 内閣総理大臣賞(シモキタ園藝部, 2023)、日本造園学会賞(シモキタ園藝部, 2024)など。八王子市まちづくりアドバイザー/登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。
https://www.f-o-l-k.jp/

石川由佳子(いしかわ ゆかこ)
一般社団法人 for Cities 共同代表理事
一般社団法人Social Green Design協会 理事
Dear Tree Project 主宰
watageディレクター
アーバニスト
エクスペリエンス・デザイナー
「自分たちの手で、都市を使いこなす」ことをモットーに東京、カイロ、ホーチミンなど国内外の都市で市民主体の小さな活動を街の中で企てていく。都市体験のデザインスタジオ「for Cities」共同代表理事。世界中のアーバニストのためのプラットフォーム「forcities.org」や学びの場「Urbanist School」を国内外で企画・運営。神田にコミュニティ拠点「watage」を立ち上げ。ユース世代のためのアーバンデザインセンターとして活動をスタート。街路樹のデータプラットフォーム「Dear Tree Project」主宰。
https://linktr.ee/YukakoIshikawa
SOCIAL GREEN DESIGN(以下SGD)は、
「社会に役立つみどりをつくる人をつくる」ことを目標に、これからの社会に必要とされる、新しいみどりのあり方について再考し、その実践を通じて地域課題の改善と、持続可能な新しい豊かさの共創を目指す、みどりのデザインムーブメントです。
人口減少、空き家の増加、インフラの老朽化など、社会環境が変化する中で、スクラップアンドビルドではなく、「モノ」から「ココロ」へ、「人間・経済中心」から「環境・自然中心」へと視点を移していく必要があると考えています。
みどりはただあるだけではダメな時代に突入しています。
個人のために作られる庭のデザインから、公共のみどりのメンテナンスまで、みどりを取り巻くさまざまな「仕事」の価値観を更新し、人と街、街と自然をつなぐみどりづくりの担い手を増やしていきたいと考えて活動をしています。
OUTLINE
開催日|2025年8月5日(火)17:00-19:30
会場|オンライン or 配信会場