- 何のためのみどりなのか?
- ecological(エコロジカル)とは?
- ABOUT
- _エコロジカルな仕事の実践 〜庭/みどりをつくるプロセスこそ重要〜
- _こんな方にオススメ
- PROGRAM
- ゲストスピーカー
- 吉岡 秀幸(よしおかひでゆき)
- 河合 菜採 (かわいなつみ)
- モデレーター
- 小松 正幸(こまつ・まさゆき)
- 三島 由樹(みしま・よしき)
- 石川由佳子(いしかわ・ゆかこ)
- OUTLINE
- APPLY
何のためのみどりなのか?
これまで、多くのみどり空間やエクステリアは企業や個人といったクライアントにとっての利益をもたらすことを中心にデザインされてきました。しかし、今、その考えが少しずつ変わってきています。 第3回目のレクチャーでは、気候変動や人口減少を背景として、環境や社会のためにみどりやエクステリアのデザインが貢献できることについて、新しいチャレンジに取り組んでいる2名のデザイナーの方にお話しいただきます。
ecological(エコロジカル)とは?
自然環境と調和している様子。エコロジカルという言葉は、環境保全に対する関心や、自然環境との調和や環境負荷の低減を求める必要などが高まるなかで、その要請にも応えるような行動を意味する言葉として使われています。その起源は、自然における生物の相互関係を解明する科学である生態学(ecology)の形容詞である。
ABOUT
_エコロジカルな仕事の実践 〜庭/みどりをつくるプロセスこそ重要〜
一人目は、3年前に横浜から長野県伊那市に移住され、地域の個性を尊重したデザインと、人を含めた生態系をテーマとしたランドスケープデザインのプロジェクトの数々に取り組む吉岡秀幸さん(とちどちランドスケープ室代表)。「人と生きものにとってどちらからも魅力的であるデザインを」と「その土地の個性を尊重したイトナミ風景の場づくりを」をコンセプトに、フィールド調査からデザイン、そしてエコロジカル管理までを一貫して行なっています。
二人目は、一つ一つの庭を元気にすることでまちを元気にする「まちのお庭番」として様々な地域で庭づくりに携わっている河合菜採さん(マメシバ造園代表)です。そのお仕事は庭づくりだけにとどまらず、造園技術を通し人がまちに関わる場所づくりに貢献することを目指して、鎌倉での「宝庵庭づくり塾」や下北沢での「シモキタ園藝部」における「シモキタ園藝學校」の企画と運営などを通じた教育普及活動でも活躍しています。 お二人の日々の現場での実践を通じたレクチャーからは、これからのみどりの仕事のやりがいや目指すデザインのあり方など、皆様のお仕事に活かしていただけるお話がたくさん聞けるはずです。皆様ぜひご参加ください!
_こんな方にオススメ
- 造園・エクステリア(外構)・園芸業界の方
- 現状のビジネスモデルからの変革を考えている事業者の方
- より公共的なみどりづくりに関心のある事業者の方
- プライベートな庭・家作りだけでなく、まちづくりや地域づくりに関心のある事業者の方
- 「社会に役立つみどりづくり」に関心がある方
PROGRAM
17:00-17:15:イントロ(15min.)
– ソーシャルグリーンデザインとは?
– 本日の流れ
17:15-17:30:ゲスト紹介(50min.)
– エコロジカルな仕事とは?(25min.)
吉岡秀幸さん(とちどちランドスケープ室代表)
– 庭づくりのプロセスをデザインする〜シモキタ園藝学校の実践から〜(25min.)
河合菜採(マメシバ造園代表)
17:30-18:30:その土地土地の文脈を編むみどりづくりの実践に向けて(60min.)
それぞれの仕事の中で、どのように人間と自然が共生するようなデザインが出来うるのか、さまざまな角度から対話形式で深ぼっていきます。
(対話トピック例)
- コロジカルな仕事づくりのためのコミュニケーションとチームづくりの肝
(無形の価値をどうプレゼンテーションするのか) - デザイナーがエコロジーを意識した仕事に取り組むときに、何を参照したら良いか
- エコロジーやローカルについて学ぶ機会はどうつくる?どう学べばいいの?
- 今みどり業界や庭づくりに感じている「違和感」
- 都市の中のインフォーマルグリーンとどう共存するか
18:30-19:00:参加型ディスカッション(30min.)
– 参加者の方から質問を受け付け、ゲストと共にディスカッションしていきます。
19:00-19:30:まとめとQ&A(30min.)
– 今日のまとめ
– それぞれのSocial Green Designとは?
ゲストスピーカー
吉岡 秀幸(よしおかひでゆき)
とちどちランドスケープ室代表
阿佐ヶ谷美術専門学校デザイン科卒業後、公園緑地、環境保全林等の設計事務所勤務等を経て、1999年横浜にてエコロジカルランドスケープデザイン事務所を開設。 2019年5月 伊那谷の環境と人に魅了され、伊那市に移住すると同時に事務所名を「とちどちランドスケープ室」に改称し、関東と2拠点でのデザイン活動を開始。RLA(登録ランドスケープアーキテクト)、一級造園施工管理技士。
https://www.facebook.com/tochidochi.landscape/
河合 菜採 (かわいなつみ)
東京都下、井の頭に生まれ、深大寺で育つ。雑木林を遊び場にして、動物や植物に親しみながら幼少期を過ごす。大学では文学部哲学科に進み、主に建築と社会との関係を学ぶ。卒業後、建築設計事務所、住宅設備会社に勤務し、主に住まいの内部の裏方を担当する。心地よい空間を追究した結果、住まいの外側を丁寧に作ることの大切さに気づいて造園の世界に転向する。造園会社勤務を経てマメシバ造園設立。個人邸の庭を考えて作り育てることをまでを一貫して手が ける仕事のほかに、最近は造園技術を通し人が関わる場所 づくりに貢献することを目指して、宝庵庭づくり塾やシモ キタ園藝部などで教育普及活動にも参画。
https://www.facebook.com/mameshiba.zouen
モデレーター
小松 正幸(こまつ・まさゆき)
株式会社ユニマットリック 代表取締役社長
一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会 代表理事
NPO法人ガーデンを考える会理事、NPO法人渋谷・青山景観整備機構理事。「豊かな生活空間の創出」のために、エクステリア・ガーデンにおける課題解決を目指している。
https://www.rikcorp.jp/
三島 由樹(みしま・よしき)
株式会社フォルク 代表取締役
一般社団法人ソーシャルグリーンデザイン協会 理事
一般社団法人シモキタ園藝部共同代表理事
ランドスケープデザイナー ハーバード大学大学院デザインスクール、マイケル・ヴァン・ヴァルケンバーグ・アソシエーツ(MVVA)ニューヨークオフィス、東京大学大学院都市工学専攻助教の職を経て、2015年株式会社フォルクを設立。 ランドスケープデザイナーとして全国の様々な地域における文化と環境の資源をベースにした場やコモンズのリサーチ・デザイン・運営を行う。季刊「庭NIWA」にて「庭と園藝-社会とコモンズのデザイン論-」を連載中。
https://www.f-o-l-k.jp/
石川由佳子(いしかわ・ゆかこ)
一般社団法人 for Cities 共同代表理事
アーバン・エクスペリエンス・デザイナー
「自分たちの手で、都市を使いこなす」ことをモットーに、様々な人生背景を持った人たちと共に、市民参加型の都市介入活動を行う。(株)ベネッセコーポレーション、(株)ロフトワークを経て独立、一般社団法人for Citiesを立ち上げ。「都市体験の編集」をテーマに、場のデザインプロジェクトを、渋谷、池袋、アムステルダムなど複数都市で手がける。学びの場づくりをテーマに、アーバニストのための学びの場「Urbanist School」、子供たちを対象にした都市探求のワークショップ「City Exploration」を実施。最近では、渋谷区のササハタハツプロジェクトにて街路樹のオンラインデータマップ化を目指す「Dear Tree Project」を立ち上げ、都市のみどりづくりにも携わる。
https://linktr.ee/YukakoIshikawa
OUTLINE
- 開催日|11月25日(金)17:00-19:30
- 会場|zoom / Youtube
- ご注意|
・プログラムは、予告なく変更される場合がございます。
・申し込みをいただいた方には、Zoomリンクを開催前にお知らせいたします。